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名称[編集]

桶(おけ)


概要[編集]

桶 
高92×外径86.5(内径83)×深83㎝
漬け物桶 
高52.5×外径52(内径49)×深47㎝ 
フタ:高3×径47.5㎝

(おけ)は、容器の一種で、風呂桶や寿司桶など、基本的には蓋が閉じられていない容器を言う。

(たる)は、酒・醤油などを入れ、保存・運搬に使用される、蓋が閉じられた容器を言う。

容器が木製の場合は、側板に柾目板を使うのが「板目板を使うのが「である。

板目板は、木目が平行ではなく山形や波形をしたもので、水分を吸収しにくく、蒸発させにくい性質があるため、酒や醤油などの貯蔵に使われる。

柾目板は、木目がほぼ平行で均等に並んだもので、水分を吸収しやすい性質があるため、中身の出し入れが頻繁にある風呂桶や水桶などに使われる。

上記のように、基本的には蓋の有無や使用する板の違いでは分けられるが、下記のように例外も多く、はっきり区別できないのがである。

漬物を入れる容器などは、「漬物樽」とも「漬物桶」とも呼ばる。

酒や醤油のように中身を取り出す際には穴を開け、蓋が閉じられたままのものであれば「樽」で間違いないが、漬物の容器は、保存時には蓋が閉じられているため「樽」、中身を取り出す際には蓋を開けるため「桶」ともいえ、区別が難しい。

雨水を貯めておく天水桶は、その名前からすれば「桶」であるが、蓋があるものと無いものがあり、木製の場合は、水を長期に貯めるため板目板が使われる。

棺桶に「桶」が付くのは、遺体が座った状態で入るように作られた「座棺」の形状に由来するが、その形状は樽型である。

出典:「樽」と「桶」の違い | 違いがわかる事典

  • 醤油を入れる容器を「醤油樽」と呼ぶ事もある。蓋が有って頻繁に中のものを取り出す場合には桶と称し、長期的に蓋を開けないで保存を目的とする傾向があるものは樽と呼ぶものと考えられる。「醤油樽」等は樽の下部に木製の栓があり樽の蓋を開けずに内容物を取り出せるところから「樽」の呼称が付けられるのではないか。ただ、曖昧なものも多い。{検証されたものでは無い記述です。}



関連項目[編集]